オリジナル空想物語『僕は従者を集めたい!#1』

空想物語

ここは、小さな小さな囲いのお城。
穏やかなお城で、いろいろとした日常を過ごす物語。
空想の世界へ誘えますよう


【第1話 アリアとの出会い】

・シーン1 書庫内の掃除

日の光が差し込む書庫の中は、本が散らばっていた。
当番のアリアは淡々と掃除をしている。

その時、ミオンが書庫を訪れた。

「掃除中すまない。魔法書を取りに来た。」

ミオンは魔法書を手に取り、アリアに言った。

アリアはミオンの言葉に応えて、「大丈夫。調べ物?」と尋ねた。

「うん、ちょっとね。」

ミオンは魔法書を手に取り、自室に帰った。

・シーン2 出会いの思い出

ミオンは本を漁っている途中、アリアと出会った時のことを思い出した。

広々とした地下書庫。乱雑に置かれた本。
ここには悪魔を召喚できる魔法書があるという噂。
父が言っていたのを盗み聞いていた。

ミオンは本を漁り、いかにも怪しげな魔法書があった。
魔法書を広げ夢中になって読んだ。

そこには魔法の研究成果が記され、一緒に悪魔を召喚できる魔法陣も描かれていた。

ミオンは召喚魔法に胸を躍らせた。


【小休止】


・シーン3 悪魔の召喚

魔法書を真似て床に魔法陣を描く。
そして、魔法陣に手をかざし、召喚の詠唱を始める。

「暗闇世界の果てに手を伸ばし、汝と我の盟約を交わす。ラクティコントサモン!」

魔法陣からは、獣の耳と羽の生えた女性が現れた。
隣には黒い卵のような物も現れた。

「僕の名前はミオン。あなたの名前を聞きたい。」

恐る恐る、女性の悪魔が名前を告げた。

「・・・・・・アリア。」

アリアという名前を小さな声で呟いた。

「隣にいるちっぽけな黒い卵は何かな?」

「私のペットのクロ・・・こうもりだよ。」

アリアが呟き、クロはちっぽけと言われたことにプンスカと不貞腐れているようだった。

「僕の使い魔になってほしいんだ。」

ミオンは優しく手を差し出した。

「・・・契約したいってこと?」

アリアも手を差し出し、クロは羽を手に乗せてくれた。

「よろしく。」

「わかった。何もできないけど、よろしく。」

お互いに一滴の魔力を手に流し、契約が完了した。

・シーン4 懐かしさに浸るミオン

魔法書のページをめくる音を部屋に響かせながら、

(今はもう、城での仕事ができるようになったんだな。)

ミオンはアリアとの出会いを思い出に浸っていた。


【小休止2】

アリアを呼び出した魔法書&魔法陣

【最後に】
・最後まで読んでいただきありがとうございます!

・アリアとの出会いはどうでしたか?
迂闊に魔法陣を描くのは無茶してますね。
(魔力が足らなかったらどうするんだろう。)

・次回は『アリアの準備』になります。

・空想物語は不定期に更新していきます。
楽しみに待っていただけると嬉しいです。
お気軽に感想や修正点などのコメントしていただけたらと思います(^^ゞ

・ぜひ、今後ともお付き合いをよろしくお願いします。
空想世界へまたのお越しをお待ちしております<(_ _)>

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