傷つき編

「痛い…痛い…心がバキバキになってしまった。」
私の折れた心を修復するのに時間の他に縋るものが欲しくなった。

「怖いな視線が、そんな目で見ないでと苦しくなってくる。」
チクチク刺される視線の痛みに、何だか切なくなった。

「私の前から大好きを奪わないで…欲しいです…。」
悲しく傷つけられた大好きなものを嫌だと、泣きながら傷つけるあなたの言葉を否定した。

「間違いを指摘されてしまったな、恥ずかしい。」
耳を赤くしながらすれ違う人の視線が痛く、早く家へ帰りたいと思った。

「人がいない…寂しくなってしまったな。」
周りに誰もいなくて会話が聞こえなくて、切なくなった。

「ごめんなさい…迷惑掛けてしまいました…。」
人に迷惑をかけてしまったのではないかと心苦しくなった。

「その言葉痛いな…いらないなんて。」
自分に言われた言葉が辛く辛く、グサグサと刺される。

「悔しい…悔しいけど…何も言えない…。」
一言も口から出ない言葉が、自分を重く辛くさせる。

「辛い…辛い…辛い…体が沈みそうなくらい心が重い。」
過去あった辛い記憶が蘇ってきて、ずーんとベッドにうだうだ寝転んでいた。

「バンバン音を立てないで…苦しくなってくるから。」
威嚇するような大きい音を立てる空間に心がギュッと掴まれたように苦しくなった。

「言葉、選んでほしかったな…。」
ただ不意に言われた一言だったのに、切なくなってしまった。

「分からなくなってしまった…頭の中がグルグルしてる…。」
思考がまとまらなく、頭が痛くなり苦しくなっていた。

「やめて…やめてください、私をほっといて。」
優しさに慣れていない私は、皆を遠ざけようとしていた。

「早く君のこと、忘れられればいいのにな…。」
頭の中に君のことが駆け巡り、切ない気持ちになっていた。

「な…なんで壊すんです、何も邪魔してないじゃないですか…。」
部屋の中が狭くなると、実験失敗の素材を壊され悲しくなっていた。

「小さなことでも、嘘つかれたら悲しいよ…。」
頼りないと感じる自分に辛くなった。

「希望…私には無くなってしまったのかな。」
重圧に押しつぶされ、八方塞がりになり希望を失っていた。

「助けて…私の周り、何も無くなっちゃったよ…。」
ニコッと微笑み、私はあなたに語り掛けた。

「分からない、分からなくなったよ…あなたのことが…。」
あなたの心の中、考えていることが分からなくなり悲しく気持ちが沈んでいた。

「どこ行くの、あなたにはまだ言って無いことがたくさんあるのに…。」
私はあなたが遠くの方に行ってしまうことに、悲しみに暮れていた。