これは、小さな小さな小さな小さな領土のお話。
穏やかな所で、従者を集める日常を過ごす物語。
空想の世界へ誘えますように。
【第1-2話 アリアの準備】
・シーン1 魔法陣再び
契約を完了してから少し。
アリアはそわそわしながら言う。
「ミオンもう一度飛ばしてほしい。」
アリアがお願いをしてきた。
「魔力は少ないけど、やってみるよ。」
「ありがとう。」
ミオンは魔法陣に手をかざし呪文を唱える。
「ラクティコント ソアル!」
光出す魔法陣はアリアを魔界へ飛ばした。
・シーン2 魔界へ帰宅
「見慣れた部屋…ただいま。」
突然な魔界から城へ飛ばされた不安がパっと消え去った。
「アリア帰ったのか!おかえり。」
「お父さん…ただいま。」
扉を開け立つ父サタンに言った。
「これからあっちの人と住むよ。」
かき集めた荷物を整理し鞄へ詰め込むアリア。
安心した微笑みで父を見ていた。
「大丈夫なのか?」
娘の突然の旅立ちと飛んだ先の心配が入り混じる感情が一言に詰まっている。
今にも焦りが湧き上がりそうな父に言った。
「…落ち着いて。今はただゆっくりと聞いてほしい。」
飛んだ場所は人間界でミオンと契約をしたこと、安心できる場所ということ、いろいろと父へ話した。
「わかった…。アリア自身が決めたことなら行ってくるが良い。」
父サタンは魔法陣に指を鳴らし消えかけていた光が戻る。
「ありがとう、お父さん。」
「ああ、魔法陣は行き来できるようにしたからいつでも帰ってくるが良い。待っているからな。」
「行ってきます!」
バイバイと手を振り魔法陣に触れ人間界へ。
父は寂しさを押し殺して笑顔で見送ってくれた。
【小休止】
・シーン3 待つ人の所へ帰城
「おかえり、アリア。」
ミオンは魔法陣から現れた私に言う。
クロと一緒にずっと待っていてくれたらしい。
「ミオン、クロ…ただいま。」
荷物を置き、父が魔法陣を行き来できるようにしてくれたこと、住む許可を得たことを話した。
「ありがとう、改めてよろしくね。」
「うん、よろしく。」
2人と1匹は笑顔で手を重ねた。
【小休止2】
【最後に】
・最後まで読んでいただきありがとうございます!
・魔法陣で行き来ができるようになりましたー!
・次回は『お楽しみです』になります。
・空想物語は不定期に更新していきます。
楽しみに待っていただけると嬉しいです。
お気軽に感想や修正点などのコメントしていただけたらと思います(^^ゞ
・ぜひ、今後ともお付き合いをよろしくお願いします。
空想世界へまたのお越しをお待ちしております<(_ _)>
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